三上八幡宮の文化財
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いの町
高知県指定有形文化財
鉄釣燈籠・懸仏の弥陀三尊と銅製狛犬
燈籠は高さ21cmで、鉄板を組み合わせ六角形、六脚を持つ。扉には室町時代の寛正六年(1465)の年号を刻し、銘文も刻まれている。現存する慶長以前の釣燈籠は全国的に少なく、県内では唯一、最古のものである。三上八幡宮の本地仏であった懸仏の弥陀三尊は阿弥陀如来坐像(高さ五・五cm)勢至菩薩坐像(三・六cm)観音菩薩坐像(高さ三・五cm)で鋳銅製、銅板にはめ込むための鉄を持つ。狛犬は高さ三・六cmで丸彫り、開口する阿形をなし吽形の狛犬は欠失す。狛犬は二孔を有し、懸仏を荘厳するため上から懸垂された。なお、三尊をはめ込む台板も欠損している。室町時代前期のものとみられ、特に付随して狛犬を持つ懸仏は非常に珍しいものである。
(看板引用)