薬師如来堂

仁淀川

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高知市春野

ご本尊は薬師如来。
須弥山東方の浄瑠璃世界の教主たる仏。
医王仙、医王善逝ともいう。
人間のあらゆる病気を治癒し、寿命をのばすのを本願とする仏として信仰される。その起源、発達は明らかでないが、中国の劉宋代(5世紀)に日本では仏教伝来当初からさかんに信仰された。とくに我が国では、皇族の無事を祈って薬師像をまつる多くの寺院が建立され民間では今も広く信仰されている。一般に左手に薬壷をもった姿で表わされ、脇侍に日光、月光の両菩薩を眷族として12神将を従える。
人々を諸々の病いから救うため、12の誓願を発する。その中には健康を守って下さる衆患眷除の徳も含まれている。本堂の軒下には、室町時代のものと思われる銅造鰐口もかけられていたが残念ながら盗難にあい今は姿をとどめない。血を血で洗った戦国の世、吉良氏が一族の身の息災と安全武運を誓願し、成就を祈ったのではなかろうか。

薬師如来堂

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