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金銅壮環頭太刀

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高知県日高村 小村神社

昭和三十三年国宝指定

古墳時代末期のもの、この太刀は往古より、当神社の御神体として斎き祀られ、神殿の奥深くに鎮祭されていた。終戦後占領軍が神剣の存在を知り神社に来り、提出を求めたが、宮田宮司が御神体の故を以て、断ったが、再三再四提出を求められ、止む無く涙をのんで、高知警察署に奉持したところ、占領軍係官が鑑定するも、神剣さやから抜けず、係官怒りて、神剣を、コンクリート床にたたきつけ、不用なり持ち帰れとの指示ありまさに九死に一生をえて、宮司恐れ見畏しこみ、御神威の程ありがたく、奉持して、神剣を元の御座に鎮祭することができ、御神慮の賜物と号泣して喜ぶと云う。以上は故宮田宮司より生前に直接聞いた話しである。尚御神体の故なるを以て、国宝指定の時に、宮司と総代の意見が二分され、賛否について氏子中に議論があったが、文化庁、賛成派の総代氏子に押しきられて、万やむなく、当社所有の最古の刀剣に神霊を遷霊鎮祭して、御神体に関することであるから詳述を遠慮申し上げる。この太刀の伝来については、神饒速日命の孫、日下部氏又は高岳首が、国土開発の神として、祖神国常立尊を鎮祭し、環頭太刀を御神体としたものであるまいかとする説と四国の国造小知命かその氏族が土佐支配の支所をここにおき、祖神を祀って、その宝刀を神体として、国土開発を祈ったであろうという説があるが、小知命が四国支配の本所をおいた今治市日高に小知命の墓があり、祖神を祀る大山積神社の神宝金象?鉄鉾は小村神社の環頭太刀と同時代のもので、共に日本最古の唯一の伝世品であると云われる。国宝指定の経路は、昭和30年十月文部省文化財保護委員会事務局から文部省技官尾崎元春氏、同立田三郎氏来社同年十一月同局美術工芸課長文学博士本間順治氏が来社され、翌年三月一日宮司宮田三河、氏子総代植田糺、戸梶正寿三人が太刀と菩薩面を携え上京し、上野国立博物館の同局分室にこれを預けて帰県した。したがって、昭和三十年十月の調査の時に御神体の代霊代として、同社保管の古刀中の最良品をごしんたいとして、遷霊奉斎することになった。

(小村神社誌より)

金銅壮環頭太刀

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