高岳親王塔

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土佐市

四国霊場第35番札所の清瀧寺、寺域内の西南に小丘があり、そこに仏門に入り後に唐に渡り、さらにインドに向かう途中没せられた高岳親王逆修(生前に死後の冥福を祈る)の五輪塔がある。石材は花崗岩で高さ1.37メートル、形態的にも畿内的な色彩が強いもので南北朝時代末の遺品である。この五輪塔の水輪には、その正面に逆二等辺三角形状の孔が穿たれ、納骨または納経された可能性がある。この五輪等の周辺部は広く、それに数多くの室町時代の五輪塔・一石五輪塔・石仏(地蔵が多い)がみられる。この清瀧山の一角の小丘は今日では不入山になっているが、「南路志」には御室と称されていたと記している。
(文化財本参照)

高岳親王塔

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